まず第一に既にご存知の方もいるかと思いますが、ピコ太郎氏は、実は13年前マネーの虎に出演していました。
そこで彼が宣言した事、それは「日本発の音楽で世界をアッと言わせたい！」と言うものでした。
これをスピリチュアル的に言えば、「決めると宇宙は動く」です。
どんなに無謀に見えても、その夢を実現するあてが必ずしも無くても、意図を設定すると世界はそこから変わり始めます。
PPAPはYoutubeブームに乗って、さぁ何か作って踊ってみようと昨日思いついたものでは無く、その深い部分、音楽で世界を変えるという深い意図が10年以上前に決められていた事になります。
その意味で、一見シンプルに見えるビデオも、衣装も凝っていますし、そして複数のカメラを使っています。アイフォンでちょっと作ったビデオとは既にここから真剣度が異なる訳です。
次に波動の話をしますが、人が感動するのは本人の波動が最高潮に達している時に、その喜びが周りに伝播すると言われています。つまり今回のビデオでピコ太郎氏が、あんな、ある意味単純な踊りと歌を本当に楽しそうに踊っている、その喜びが周りに伝わっているんだと思います。
三つ目ですが、PPAPのヒットは日本人に大きな希望をもたらす事になりました。
今回シンプルな踊りであるからこそ、こんなビデオで世界中に名が広まるのであれば、俺もやってみようと思った人が少なからずいると思います。これが芸術的にあまりに完成されたものであったら、かえって人は羨望と嫉妬で終わってしまうものです。
こうしたシナリオは他でも見かける事ができます。「神との対話」の著者ニール・ドナルド・ウォルシュは職を失い、愛する人との別れが続きホームレスだった時もあります。
その彼が本の中の表現を借りれば、「神から」メッセージを受け取り、世界中で8百万人以上に読まれる著作の著者になったという事。
これは彼が最高に完成した人間であったら、周りは、神は特別な人間にしか語りかけないと思ってしまう人もいるでしょう。しかし一番苦しんでいる、弱っている人間に神は語りかけた、と言う事で大勢の人に希望をもたらしました。
と言う事で、今回ピコ太郎氏が意図を決めその夢を諦めずその実現に向けて行動を起こし続け、そして、たった一つのビデオで世界に大きなインパクトを与えるという姿を、皆に体を張って見せてくれたのだと思います。
こんな観点でピコ太郎氏のビデオを見ると又更に考え深く見る事が出来るかもしれませんね。