仕事が続かない、何をしたいのかもわからない…

実は、人生でやりたいことが分かってる方は少なく、わかっていない方の方が多いぐらいなんです。だから、とても普通のことなんですよね。

「胸が苦しくて、夜不安になって眠れなくなることもしばしば」ということですが、やりたいことがわからない方、みんながみんなこんな反応するわけではないんですね。

まずは、見つかっていないことがこんなに苦しく感じる、ということを変えてみようとすることが解決への近道です。

どういうことかというと、「自分がやりたいのはこれだった」と感じるのは、ある意味インスピレーションなんですね。そして、自分がやりたいことが見つかるこのインスピレーションの扉が開いて、そして受け取ると想像してみて下さい。

そのときに胸が苦しかったり、不安になったり、眠れなかったり、力が入っていると受け取ることが出来ないんですね。さらに、インスピレーションを受け取る扉が開いてない状態だと想像してみて下さい。

Oさんは自分がやりたいことが見つかっていない状態を否定されているか、責めている状態だと思うんです。

このとき、「見つかっていなきゃいけない」「何か足りない」というマインドセットになりがちなのですが、このマインドセットではインスピレーションが降りにくいのです。

だから逆に、「自分がやりたいことはまだ見つかっていない、でも、いろいろ試して探そうとしている」という状態をあるがまま受け入れてしまうんですね。

長続きしないのには、実は理由があります。

一つは、「これが好きだと思っていたけどやはり好きじゃなかった」ということです。実は好きではないことをやっていたんですね。しかし、これはとても貴重な経験をしたと言えます。

そしてもう一つが、「やっていたことから必要なものを手に入れ、卒業した」のかもしれません。だからこそ辞めたかもしれないですね。

例えば、自分が何か新しい仕事や趣味を始めてみたとします。しかし、しばらくはやってみたけど、どうも続かない。そのときに私たちは「続けないといけない、途中で放り出してはいけない」と考えすぎてしまいます。

けれども「必要なものを手にして離れる」ということがあるんですね。長続きしないことにも理由があって、長続きしないのは魂レベルで必要がないと思ったから辞めたわけです。

一つのことをずっと続ける、最初から一番やりたいことが見つかって、転職先が見つかって、というパターンはもちろん嬉しいんでしょうけど、大抵の人はそうではありません。

色々と試して、こうでもないああでもないと、そして場合によっては、人生をかけて見つけたりすることもあるので、この探す過程を楽しまないと、魂が悲鳴をあげてしまいます。

見つかってない状態を良くないとして責めると見つからないんです。そうではなく、見つかっていない状態やその過程を楽しむことが大切なんです。開き直って、その過程を楽しんでいると、自分が探しているものが見つかったりします。

またもう一つ、「色々チャネラーな方の話を聞いたが、それぞれ言うことが違うので、自分が何をしたいのかわからない」という部分に関しては、自分がやりたいことを決めてもらおうとするメンタリティーから一旦、離れた方がいいと思います。

なぜなら、自分がやりたいことや自分の気持ちを一番知っているのは自分自身です。

ですので、まずは何かをやってみて、どんな風にワクワクするかを知ることです。

もちろん、チャネラーの方が自分とは違う視点で良いヒントをくれることはたくさんあります。ですので、今回も私に答えを聞くのではなく、私の話をヒントにOさんが自身が見つけるんだ、というマインドを持っていただくことが一番大切だと思います。