私は幼少の頃から体力がなく、

成人した後も、とても疲れやすい身体でした。

これには様々な要因が思い当たりますが、

その中で、歯で思い当たる部分は、

まずは『有害重金属』の除去です。

具体的には水銀です。

水銀の詰め物をしていると、

それが少量ずつ常に体に流れ続けるので、

常に体調不良を感じても、不思議ではありません。

また、除去をするときに、水銀を再吸収してしまうリスクが高いので、

正しい方法で歯医者を選んで、除去してもらうことが大切です。

このことを知った私は、

10年ちょっと前にとりあえず水銀の詰め物の除去を開始しましが、

そこでは、まだ私が再吸収の

リスクを知る前だったので、普通の除去方法でした。

結果、その過程で、一部再吸収してしまったらしく、

2～3ヵ月具合が悪い日が続きましたが、

その時期を越えると、身体が元気になってきました。

その後カリフォルニアに引っ越しし、

正しい方法で残りの水銀の詰め物を除去すると、

今度は大きな反応なく、ダウンタイムゼロで

無事除去できました。

これが、私にとって最初に歯と健康の

状態を感じた出来事でした。

もう一つの要因、それは

クラウンの材料になります。

ここ10数年で、クラウンの材料が

ジルコニアやEmax porcelainなどの導入で、劇的に進化したと言われています。

以前は差し歯だとご飯が美味しくないという人もいましたが、

私の感覚では、現在の最新の材質を使ったクラウンは

自分の歯と比べて、味の感覚もほとんど変わりません。

また、古いクラウンの中には

金属を使っているものもあります。

実際、私が最近除去したクラウンには、

内側にメタルが入っていました。

最新の健康を気にする歯科医では、

メタルフリーが常識となっています。

クラウンを最新のものにすべて変えていく過程で、

その度ごとに、身体のエネルギーが上がっていくのを感じました。

あまりに顕著なので、カリフォルニアの歯科医にその話をすると、

実は、歯科医も医学的に全く説明できないけれども、

年に数回患者さんからその話を聞く、と教えてくれました。

私はエネルギーアップの目的もあり、

クラウンも新しい材料に変えてもらいましたが、

一般の人は、そんな効果があるとは考えずに

単に何かしらの問題を解決するために、クラウンを変えるのですが、

結果として、

「明らかに疲れにくくなった！」

という報告を定期的に聞くと言います。

私の中では、もうこの因果関係は確信しています。

なにしろ何回かに分けてクラウンの材質を変え、

その度に疲労度が減ったので、

そこで古い材質を、全て新しいものに変えました。

こんな形で歯の材質が変わるだけで、

身体のエネルギーが大きくアップするという

経験を、今日はご紹介させていただきました。

私は、「疲れやすい」というのは、

体質や根本的な健康度のひとつで、

体質が根本的に変わるのは難しいのではないか、

と思っていました。

また、側弯なども影響し、日々普通の人より

体力がない状態でずっと過ごしてきたので、

「自分は体力があまりない」

という前提で、人生を考えていました。

しかし私は今年で56歳になりますが、

正直、人生の中で一番疲れにくい状態が続いています。

これは、歯だけが原因ではありませんが、

歯も大きく影響している、と実感しています。

職業柄、人生の悩みを聞くときに、

健康の問題を聞くことも多いです。

皆さんの中で、疲れやすい、体力がない、と

感じている方がいたら、

それは歯が原因になっているかもしれません。

もちろん、これはあくまで

私の個人的な経験をシェアしたもので、

結果補償ではない点をご了承ください。