続いては、前世の経験や記憶が現世に与える影響について見ていきましょう。関連する実話をいくつかご紹介します。
・原因不明の閉所恐怖症に悩む人
前世で閉じ込められた経験をした人は、理由の分からない閉所恐怖症を抱えていることがあります。
・カナヅチの人
泳ぐのが苦手な人は、前世で水難事故に遭い、そのときの水への恐れが残っている可能性が高いです。
・食事に対して強い執着心を見せる人
食事を抜いたり、食事ができない状況になったりすることを過剰に嫌がる人は、前世で食べ物を満足に得られず、飢餓によって命を落としたことが考えられます。
・サウナに入ることに恐怖を感じる人
前世で火事によって命を落とした場合、温度が高く閉塞感のある場所に恐怖感を抱くようになります。
・背後から忍び寄られることに過剰反応する人
前世で背中を刺され、致命傷を負った可能性が高いです。そのため現世では背後に立たれることを極端に嫌がるようになります。
・怪我をしたことがない箇所に妙な痛みやしこりがある人
前世で大怪我をしたことにより、現世でも同じ部位に妙な痛みやしこりを感じるようになります。また前世の記憶や経験が身体に影響し、先天性の疾患を持って生まれることもあります。
・お金に困っていないのに万引き癖のある人
前世での生活が貧しく、万引きをして生計を立てていたことが考えられます。お金が欲しいわけではないものの、なかなか万引きをやめられません。
・異性に対して恐怖心がある
前世で異性からDVなどの被害に遭うと、現世にも心の傷が残ってしまい、異性と自然に接することができなくなることがあります。
前世の記憶が現世に干渉することにより、上記のようなトラウマや苦手意識などを引き起こします。しかし、これらは前世の経験が元となっているため、現世ではその原因になかなか気が付くことができません。
これらの影響から解き放たれるために、サイキックリーダーやチャネラーと呼ばれる人の協力を得て、前世からの因縁・原因を探り当てる、といった人もいます。前世の記憶によって生じるこのようなトラウマや苦手意識は、原因が判明することで反応の仕方が変わったり、突然ぱったりと止まったりすることがあるのです。
いわゆる前世療法・過去生セラピーは、このような考え方に基づいて行われます。日本ではあまりなじみがない方法かもしれませんが、アメリカでは日本よりも広く知られており、過去の傷を修復する一つの手段として用いられています。