瞑想の効果とは? セルフイメージの変化

今回は、瞑想によってセルフイメージが一瞬にして変わったエピソードをご紹介します。

これは礒がまだSONYに勤めていたときの話です。礒は28歳のときに、SONYアメリカ本社への赴任を言い渡されました。当時SONYにとって、アメリカは世界最大の市場ということもあり、本社の各部門にはエースと呼ばれる人材が集まっていました。

プレッシャーで見失った本来の自分

アメリカ人の肩書は仰々しいものが多く、例えば日本で部長職に相当する人は「VP(バイスプレジデント)」と呼ばれ、実際には日本の部長職以上の権限を持っていることも少なくありませんでした。

その上には「SVP(シニアバイスプレジデント)」や「EVP(エグゼクティブバイスプレジデント)」などの役職があり、非常に多くの肩書が存在していました。

そこに赴任した礒は、仰々しく威圧的な肩書に囲まれ、また最年少赴任者というプレッシャーもあってか、当初かなり肩身の狭い思いをしたのを覚えているそうです。
そしてあるとき、必要以上に気を使って萎縮している自分がいる事に気づきました。

瞑想でセルフイメージを変えて、本来の自分に

萎縮している自分が嫌だと感じた礒は、毎日行っている瞑想を、2~30分と少し長めに行ったそうです。そうして、瞑想が深くなったときに魂レベルの自分を感じ、魂レベルで周囲の人間に意識を向けてみました。

そのとき礒は、
・魂レベルにおいて、どちらかが上でどちらかが下でといった上下関係は存在しないこと、
・魂が身体に入ったタイミングで実年齢は決まるが、何度も転生している魂からすると、実年齢がいくつかということは大した問題ではないこと、
を瞬間的に理解したそうです。

この瞑想での経験は、礒が赴任してまもなくのときだったのですが、これを境に礒のセルフイメージは大きく変わっていきました。そして翌日には萎縮して遠慮している礒はいなくなり、思ったことをそのまま表現し、発言できるようになっていました。

その結果、1年を待たずにマネージャーに昇格し、その後も社内で重要な役を任され続け、最終的に当時の平均赴任年数が3~5年だったところを、8年の長きに渡って赴任することができました。これも元を辿れば、たった一晩の瞑想でセルフイメージが変わったことが始まりだと礒は語ってくれました。

瞑想はセルフイメージを変えて、高めてくれる

自己啓蒙の世界では、セルフイメージが結果を大きく左右する大切な要因と考えられています。能力が全く同じ二人の人物が、全く同じことをしたとき、セルフイメージの高い方がよい結果を出せるといわれています。

そして一般的に、セルフイメージを高めるには、実績や年月が必要とされています。
しかし礒のように、深い瞑想状態に入って魂と繋がることができれば、一瞬の内にセルフイメージを変えたり高めたりすることも可能だといえましょう。

これをきっかけに、瞑想にはこんな効果があるのだということ、そしてセルフイメージはわずか2~30分で変えることができるということを知っていただければ幸いです。

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