不思議な体験Part.3 瞑想の力|試験中 時が止まったような感覚に

前回は、英語の試験中に起きた不思議な体験を取り上げましたが、今回も引き続き試験中、礒の身に起こった不思議な体験についてご紹介していきます。

肝心な時に失敗…すべてが終わった。

英語の試験を終えて国語の試験が始まった頃、礒は疲れが出始めたのか、ウトウトとしたまま現代文を読んでいました。それも問題として文章を読んでいたわけではなく、普通に読み物として読み込んしまっていたそうです。

心地よい眠気があったこともあり、ふと気がつくと試験の残り時間は15分。
その時点で現代文は解き終えていたものの、古文と漢文が残っており、どう見積もっても30分以上かかるような問題量でした。礒は時間配分を決定的に間違えてしまったのです。

その瞬間、全てが終わったと感じたそうです。

「浪人までして目指した上智大学外国語学部・英語学科。得意の英語はよくできたという感触があったものの、国語の試験でこんな失態をしては、流石に倍率が7~8倍の受験を突破することは難しいだろう。ここまで頑張ったのに、肝心なときに失敗をしてしまい、残念だ。もったいない」

礒はそう思いながら、諦めのため息と共にペンを机に置きました。

人生で最高の15分を体験

そのとき礒は、身体中に電撃が走るのを感じたそうです。正確にいえば、ペンが机に触れるか触れないかの瞬間に。

そしてその瞬間から、問題文は斜め読みで、ページをペラペラと捲りながら、まるで全てをスキャンするように内容を把握し、答えを書いていきました。身体が自動的に動いているような、そんな感覚さえもあったそうです。

試験終了までのわずか15分という短い時間は、これまでの人生の中で、礒にとって最も密度が濃く感じられた時間であり、時が止まったような感覚さえも味わうことができたそうです。
結果、礒は奇跡的に15分で残った全ての問題に答えることができました。

あのとき以降、あそこまで時間を濃密に感じた経験はなく、人生で最高の15分だったといえるかもしれないと礒は今でも語っています。
そしてこのような心の状態に、受験という重要な場面で到達できたのは、断食リトリートを経て、毎朝必ず瞑想から1日をスタートしたからこその結果といえるでしょう。

まとめ

ペンを置こうとした瞬間に電撃が走ったとき、礒は自分自身でなにかを思い直したというよりも、ふと誰かから「それでいいのかい」と魂に囁かれたような感覚があったと語っています。

これをスピリチュアルな観点から解説すると、ガイド(守護霊)が触れたためだと考えられます。そしてこれは、日常的に瞑想を行うことで、試験中も常に深い集中状態にあったからこそ起こり得たことです。

今こうして、礒はスピリチュアルでビジネスを行う道を歩いているわけですが、これらは全て、浪人時代に行った断食リトリートから始まったといっても過言ではありません。

そして瞑想を取り入れたその翌年に、その効果を最大限に感じられる出来事が起きたことは、礒の人生において大きな影響を与えるものだったはずです。

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