ここで言うスピリチュアルな食事とは、決まった定義がある訳では無いのですが、アメリカでスピリチュアルな生活を送っている人の一般的な食事、というものはあります。本日はそちらを紹介してみたいと思います。
始めに何故スピリチュアルな人が同じような食生活を送るのかを話してみたいと思います。
スピリチュアルな食事とは、言ってみれば波動が上がる食事です。これを逆に言えば、波動が下がる食事を避けるとも言えます。アインシュタインが言うように、私達は全てエネルギーであり、そして、そのエネルギーの周波数、もしくは波動が違うだけと言えます。
固体な程、波動は低いですし、空気含めた見えないもの程、波動は高いのです。
魂は見えないですが、体に入るには周波数を落として何とか入り込んでいるとスピリチュアル本では書かれていますが、それもわかる気がします。
さて、スピリチュアルな人が何故、波動を高く保つかというと、それは自己満足の為では無く(笑)単に直感を鋭くしたり、瞑想を深くするのにそれが助けになるからです。例えばですが、波動が低い物を食べると意識がどうしても体に向いてしまいます。お腹が重いと体が重いですよね。そして、その状態でインスピレーションを得ようと思っても、消化にエネルギーが注がれますのでより難しくなります。
同じ食事でも軽い食事というものがあります。スピリチュアルの人は正にそうした軽い食事をとる事で、体に引っ張られずに魂に近い周波数の高い波動を保とうとしている訳です。
では、どんな食事が波動が低いのか?その代表的な食べ物の一つは肉になります。でも、これは食べていると感覚的にちょっと分かりますよね。波動の話を別にしても、重いですし、消化に負担も掛かる食事です。
よく、肉を食べなければ体を維持出来ないという人がいます。
これは事実では無く、単に肉が良質プロテインとして、必須アミノ酸を摂取出来る効率的なものであると言うだけです。
では、そうした良質プロテイン(タンパク質)そして必須アミノ酸を摂取する方法は肉を取らなければダメかというと、全くそんな事はありません。ただ便利なだけで、また人によっては美味しいから一石二鳥というだけです。
ニューヨーク在住の世界的医師ドクター新谷によれば、肉を大量に食べている人の方が腸相が圧倒的に悪いそうです。その理由の1つに、動物は人間より体温が高く、その脂がより体温の低い人間の体に入り込むと、残ったすき焼きの汁が翌朝固まるみたいにこってりと体内で固まってしまい、これが血の濁りを生むと述べられています。この、肉を食べると血が濁るというのも、感覚的に、そして経験的にみんな何処かで分かっていますよね。私は敏感な体質なのでもう肉を食べなくなって何年も経ちますが、肉を食べている頃、肉を食べた翌日は、体が重く寝起きがシャッキリとせず、それこそ血の流れが遅くなっているぐらいの倦怠感がありました。
ちなみに私の場合、それに加えて、肉汁くらいなら大丈夫ですが固形の肉を食べると、おへその左側くらいの腸の折り返し地点あたりにつまって、結果腸内デトックスをする羽目になるので、食べない方が手っ取り早いところがあります(笑)
世の中には様々な情報がありますが、一番良いのはそれを自分の体で検証してみる事です。
試しに、肉を毎日食べ続けた1週間と、肉を一切食べずに、代わりに例えば血がサラサラになると言われている手作り人参ジュースを毎朝一杯飲んだ一週間の寝起きや体調を比べて見て下さい。
純粋な結果を出す為にその間はアルコール摂取は両方無しとします。アルコールも同様に体への負担が大きく脳の機能を麻痺させ、血液を濁すからです。
私は長年手作り人参ジュースを飲んでいますが、本当に目覚めが変わり、時には睡眠時間が少なくて、より元気になります。肉は全くその逆の作用をもたらします。
さて、ここまでスピリチュアルな人は肉を取らない人が多いと書きましたが、もちろん例外も大勢います。いわゆる凄腕のサイキックやチャネリングしている人で肉をがんがん食べる方も知っています。
すると、ほら、あの人は肉を食べているのに、あんなに魂と繋がれるではないか、と言う見方も出来るのですが、こうしたサイキック、チャネリングを含めた直感の能力は本当に個人差があるので、その能力が際立っている人、前世からそうした能力を持ち合わせた魂の人等はどんな食事に関わらず魂とつながりますし、しかし特殊な能力を持っていても酷い食生活を続けた為にその能力を失った方も大勢います。
これはあまり知られていないかもしれないのですが、サイキック、チャネリングの能力が途中から無くなった人は鬱病になる事が多いと言われています。それはその能力が自分のアイデンティティーの一部でちょっとした優越感を感じていて、それが無くなってしまうので、大きな喪失感に襲われるようです。
話は前後しますが、ここまで読んで、肉好きな人はスピリチュアルになるには肉を諦めなければいけないのか、大好きな肉を食べるのはそんなにいけないのか、と暗い気持ちになったかもしれません(笑)食事はあくまで選択ですので、この話を知る事で明日から一切食べないという人もいるかもしれませんが、まずは少し減らしてみるとか、少なくとも肉が体に与える影響を正しく認識するという所から始めてみては如何でしょうか?
これは肉を一口食べたらスピリチュアルであるとか、無いとか、そういった類のお話ではありません。
ただ日本では情報が錯綜していますが、アメリカのいわゆるスピリチュアル界ではこうしたお話はある意味、常識となっていて、そして大勢の人が実践しています。
つい20年前までハンバーガーとコーラの国だったアメリカに、オーガニックの良質の食材を届けるWholefoods Market, ホールフーズマーケットが全米の大都市で展開されて既存の食品店がどんどん潰れているのも、こうしたトレンドの一環です。これ、さらっと書いていますがすごい現象ですよ。既存の食品店より2割以上高い、しかしオーガニック中心の食品を売る店がアメリカのメジャーになって、いるわけですから。
その意味で私にとって、新鮮な食材を手に入れるという意味では、日本よりはるかにアメリカの方が住みやすくなっています。
さて、肉推奨派の根拠は根底には結局味が好きだから、それを正当化したいという事がほとんどです。味は大切ですし、食も人生の楽しみの内なので、それは私も全く否定はしません。ただ味が好きだからという事と、それが体にとって良いか悪いか?という事は分けて考えた方が良いと思います。
では、本日は以上です。