「北の国から’95秘密」をみて

今週末、久しぶりに、
北の国から’95秘密、を見ました。ご存知、北の国からシリーズのスペシャル編です。

前回日本に行った際に、ブルーレイディスクを買って持ち帰りました。

この作品は、私が日米で見た全てのドラマや映画合わせた中でお気に入り断トツでトップ5に入るのですが、今回数年ぶりに再視聴し、その感動を書いてみたいと思います。

この作品は、見た方も多いと思いますが、主役の純の恋人役として宮沢りえが登場します。そして彼女がドラマの中で言ったセリフ

「過去を消す消しゴムがあったら良いのに」も有名になりました。

ドラマで小沼シュウ(宮沢りえ)は過去にAV女優をしていた事を純に知られる事になります。その時言ったセリフがこれです。シュウの過去を知った純が、彼女に距離を起き始めた時に思わずこぼしたセリフです。

それに並行して、純の妹の蛍が勤め先の妻子ある医者と不倫で駆け落ちをします。これを知った黒板五朗(田中邦衛)は、最初言葉を失い悩みますが、考えた末に娘に会いに僻地へと向かいます。ここで彼が選んだのは、娘に無条件の愛を示す事でした。正しい事とか正しくない事、そういう見方もあるが、とにかく自分はお前の見方だと。

こんな会話をした後に、この映画の最高の名場面があります。五朗が帰途につく蛍に大声で、

「蛍いつでも富良野に帰って来るんだぞ!」

と叫び、そして蛍が五郎に駆け寄り隠していた本音を話すくだりは、

日本ドラマの歴史に残る名シーンだと思います。五郎の声を聞いて、蛍が涙を堪えきれなくなる表情とか、そこで話すセリフそのものとか、微妙な心の動きを本当にうまく表現していると思います。

この、五郎が蛍にみせた無条件の愛とゆるしを目撃した純が、自分自身もAV女優の過去を持つ自分の恋人の小沼シュウ(宮沢りえ)をゆるす決断をします。こう書くとシンプルですが、複数のゆるしや無条件の愛が同時進行し、そして一つ一つの伏線が見事に他と繋がってドラマの作りとしても本当に素晴らしいと思います。

まだ見ていない方これはお勧めです!

( ブルーレイは売り切れのようなのでDVDのリンクを貼っておきます)

北の国から’95秘密 DVD

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