私のスピリチュアルな離婚物語-第4章

第4章:課題との直面

今回は、最初に、頂いた一通のメールをご紹介します。

ご本人の快諾を頂きまして、匿名にてご紹介させて頂きます。

頂いたメール

前略

ここ一連のお話、とても興味深く読ませていただいています。今回は、たまたま、離婚に関する話題になっていますが、本質的には、人生の分岐点全てにおいて、示唆に富んだ内容になっているので、わたしも、いろいろと考えるきっかけをいただいています。

普遍的でない部分は削ってあるのに(たとえば、具体的に奥さんと何があったのかとか)(頭ではなく)心で読むために必要な部分(子供との関係で悩んだ内容とか)は具体性を持って書いてくれているので、実感がわきます。

人と人との関係は、結局、波長同通に落ち着き、そこがずれていると、だんだんと一緒にいられなくなってくるものなので、礒さんがスピリチュアルに成熟するにつれて、奥さんとも乖離ができてきたのだろうとなんとなく納得しながら、読ませていただいています。

自分の心に正直に生きる。左脳ではなく、右脳の声を聞く。そのためには、ざわざわした表面意識の声を沈めて心の奥にアクセスする必要がある。そうすることで、一番魂の成長につながる道を進むことができる。

いろいろ苦しんで、そのあと、ジグソーパズルが全部はまったような感覚がやってくる瞬間の光は、苦しみに感謝したいほどの喜びがあるから。

>自分が幸せになる道を選んだら、その周りの人にとっても、その結果が最適になる。

ここでいう幸せという言葉。心の奥で魂が安らいで、そうそう、その道だよ、って後押ししてくれてるような、そんな幸せのことですよね。

私も、いろんな意味で、人生の分岐点にあり仕事をやめるべきなのか、どうなのか、また、自分にいったい何ができるのか、どうやって生きたらいいのか、考えているところなのでとっても参考になりました。

ありがとうございます。続きを楽しみにしています。

Iさん、ありがとうございます。

こちらのメールをご紹介したのには、いくつか理由があります。

1つは、Iさんは、特に離婚に直面しているわけではない点。宇宙の法則は、離婚でも、リストラでも、人間関係でもキャリアでも、同じように働きます。

一見、自分の当面の課題と関係ないようにみえることからヒントを掴む、こんな風に間口を広げると、人生は気づきの宝庫です。

もう1つの理由。それは、Iさんご指摘の通り、一連の話では、普遍的でない部分は削ってあります。

これは、もちろん偶然ではなく、私がそう選択したからですが、その理由をお話してみます。

離婚となると、たいていの場合、何があったか?どうして別れることになったか?そこに興味が集中するのが一般的です。

こうした興味の中には、野次馬的興味、芸能記者的興味も多くあります。今回の投稿は、そうした興味を満たすことを目的としておりません。

また、この詳細を公開しなかったのは、第一には、相手があるパーソナルなことであるからですが、もう1つ理由があります。それは、各論は、必ずしも読み手の参考にならないから、です。この部分、具体例をあげて書いてみます。

例えば、私の離婚の理由が、私の酒癖が悪かったから、だとします。私はお酒を飲みませんから、あくまで例えのお話です。すると、

第一に、その具体例を聞いて、ジャッジが始まります。そして、自分なら、どちらの味方をするか、宗教戦争の火種になります。人によっては、そこに感情移入をして、怒りを覚えます。過去の自分の経験とオーバーラップするのです。

第二に、その例から、個別例を一般化する方が出てきます。今回の例えで言えば、相手の酒癖が悪かったら離婚をしてもいいんだ、的に、個別の例を方程式のように考える人が出てきます。

でも、実は、離婚に方程式はありません。これとこれが起きたら、離婚をしていいとか、いけないという方程式はないのです。というのは、全ての人は、それまでのいきさつ、人生のテーマ、今回の出来事が起きている意味、魂の成長のステージ、など、全てが異なるからです。

では、何が指針になるか?

これは、また同じ答えになりますが、内なる声、フィーリングです。全ての魂は事なり、経験が異なる中で、では、今の自分がどうするかは、自分のフィーリング、心の声だけが知っています。

自分の心の声に従って経験をする、これを、自己責任の人生といいます。幸せは、自分の人生の決断に責任をとるところから始まります。

以上を申した上で、

前回の続きを書いてみたいと思います。

離婚の文字が頭をかすめて、1つ、解決しておきたいことがあった。それが、私の健康の問題だった。

私は、生まれつきの側湾症で、背骨がS字に曲がった上に、ひねりが加わっている。実は、人生でスピリチュアルの仕事をする予定の人は、側湾症で生まれる人が多い。その理由は、背骨はまさにエネルギーを通す重要な場所で、側湾症は、そのエネルギーの上昇を妨げる。結果、自分とつながりにくい状態になる。

人生はコントラスト。つながらない状況を経験して、どんどんつながる自分を経験する。そこに、つながる喜びを話すのに最適な経験が積まれる。

話を戻そう。側湾症の一環で、私の頸椎は、かなり歪んでいるようで、そこから、定期的に偏頭痛が起きる。ちょっとした拍子で頚椎がずれるだけで寝ているだけでも辛くなるような猛烈な偏頭痛に襲われる。質を提供する仕事にあって、これは大きな影響があった。

では、私の偏頭痛と、離婚が、どうして関係があるか?

実は、妻はヒーラーだった。

数年前、気の流れを重視する太極拳を始めて以来、妻の手から、気が流れ始めた。最初は気のせいかと思っていたが、そのうちに、これは偶然ではないことをに気づき始めた。

偏頭痛持ちと、ヒーラー。頭で考えると、それは良い組み合わせのはずだった。でも、それは、思考だった。

心の内側で、結婚生活に違和感を感じて、しかし、一緒に住むと助かるところがあるから、という理由で結婚を続けたら、それは相手に失礼というものだ。打算で結婚を続けるという概念は、私には受け入れがたい考えだった。

Do not keep the marriage for convenience「便利さの為に結婚を維持するべきでない」

こんなメッセージを、瞑想中に受け取った。また、こうしている間にも、私の元気は、どんどん奪われていった。

決断の時だ。

答えが決まったら、後は、どうするか、に集中することが、宝を手に入れる秘訣だと思っている。

What、何をするかは、常にフィーリングが教えてくれる。思考をゼロにはできないが、思考は、フィーリングを納得させる手段として行うようにしている。

Whatが決まったら、Howを探すことになる。具体的には、偏頭痛を改善する為に、何かをみつけなければいけない。これまでも私は、常に様々な治療を受けてきたが、これまでと同じ思考、行動では同じ結果が待っている。

そこで、更にギアをあげることにした。ほどなく、私の首に、最適な治療を施してくれるカイロプラクティックのオフィスが見つかった。そこで撮ったレントゲンをみて、私は愕然とした。頸椎は正面から見ると、やや曲がっている程度だが、それぞれの頸椎の一本一本は、それぞれ左右ばらばらの方向を向いている。これでは、今まで私が受けてきた治療で改善しないのは明らかだった。

そして、気づいてしまった。

私は、離婚を考えたことがきっかけで、これまで、痛みに対処する対処療法に頼ってきたが、本当は、根本的な治療をすべき時期に来ていたのだ。フィーリングに従った決断をすることで、これまでの枠から一歩出た答えを手に入れた、そんな感覚だった。

さて、実は、もう1つ課題があった。

それは、仕事に直結することだった。私は、長らくホームオフィスで仕事をしていた。健康の維持もあり、家で、ハーブティーや野菜ジュースなど、健康によい食事を摂取しながら、仕事をしていた。しかし、離婚が視野に入った今、SOHOに終わりを告げる時が来た。オフィスを探し、社員を雇う時期に来た。一般的に、オフィスの契約は、3年以上の複数契約がアメリカでは通例だ。しかし、「偶然」、一年契約で良いというオフィスが見つかった。カリフォルニアへの引越しを考えている自分には、これは助かる。

私にとって、オフィス勤めで、もう1つ重要な点があった。それは、私が集中できる環境である、という点だ。どんなレイアウトか、個室かオープンスペースか、あれこれ考えていた。しかし、答えは宇宙が持っていた。

最初に見た物件は、見た瞬間に、私が集中を保て、しかし、社員とのやりとりをスムーズにできる構造になっていた。そのオフィスに即決した。

さて、アメリカで日本人社員をみつけるのは、少しハードルが高い。日本での募集と異なり、私の自宅の近くで、日本語を話す日本人となると、それだけで分母が限られてくる。また、日本語だけでなく、英語もある程度必要で、更には、パソコンやネットにもある程度熟達している必要がある。しかも、アメリカでは、就労ビザの問題がある。わかりやすく言えばアメリカに住んでいても、就労ビザがなければ勤めることはできない。しかし、永住権があれば、全てをクリアする。

そんな針の穴を通すような人材が、みつかるのだろうか?これも、宇宙が答えを用意していた。

日本人向けのローカル新聞に募集をかけて、最初に応募した人が、その条件を全て備えていた。

そして、電話面接をしている時に、誰かが、私に触れた。私の左頬あたりに、誰かが触れた感覚があり、存在を感じた。そして、左頬全体に、鳥肌が立った。

決断があっている時に、当時頻繁に起き始めた現象だった。こうして、新入社員が決まった。

こうしている間に、日本行きの出張が迫っていた。その準備に追われる中で、もう1つ決めたいことがあった。それが、住居の引っ越し先だった。

これは、フレッシュに再スタートを切るのに、どうしても決めておきたかった。4人家族で住む家と一人暮らしで住む家ではニーズが異なる。だが、こちらはやや苦戦した。冬には不動産が動かないので、めぼしい物件は殆どない。時間だけが過ぎていく。少し焦りが出てきた。そこで、困ったときの神頼み、アファーメーションをかけることにした。そもそも、自分は、どんな家に住みたいのか、それを明確に決めていなかったことに気づいた。そこで、頭の中で、それを具体的に描いてみることにした。

なぜか、白い家が頭に浮かんだ。そして、一人暮らしにぴったりのこじんまりした一軒家を想像した。

その数日後、一本の電話で、局面が急展開した。別件で話したエージェントが、良い物件がある、という。数日前にリストに掲載されたばかりで、まだ入居者がいるので、誰もみていない状態だ、という。

長い話を一言でまとめると、この物件をみて、すぐに気に入り、そして、引っ越し先があっと言う間に解決した。

その家は、イメージした通りの、白い家だった。

そして、この新しい家は、借りたオフィスまでわずか8分で、私の頸椎を治してくれるカイロプラクティックのオフィスは、その通勤上にあった!

これらの一連の出来事を、偶然ととることもできるだろう。だが、いつもお話ししている通り、私は、偶然を信じていない。

この必然に驚き、感謝し、そして、ありがたく受け取った。すべてはつながっている、そう、心から感じた出来事だった。

さて、ここまでは、私を中心に書いた出来事である。

では、一体家族はどうなるのか?

子供達は?

続きは、その5に書いてみたいと思います。

 

ここまででも、かなり長くなりました。それでも、実は、かなりを割愛してあります。前回、京都での決断を書きましたが、その前には、セドナがあり、イタリアがありました。

セドナ、そしてイタリアなしに、京都がなかったのは、心から確信しています。そして、セドナだけでも、ブログ数回の記事になるミラクルの連続でした。

いつか全容をまとめる日が来るかもしれませんが、まずは、こうして、全体のエッセンスをお伝えしてみたいと思います。

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